当日は心配していたお天気にも恵まれ、楽しみにしていたデイキャンプがスタートしました。
数日前から「先生、あと何回寝たらデイキャンプ?」「何するの?」と尋ねに来ていたので、事前に写真を見せて当日の流れを説明しました。
すると、「先生魚捕まえる時、手食べられないかな」「バスに乗ってどれぐらい時間かかるの?」「楽しみ!早くデイキャンプの日にならないかな」ととても楽しみにしているようでした。
バスに乗り、菊池少年自然の家に向けて出発。
バスの中では、「(時計を見ながら)あとどれぐらいかな。」「めっちゃ山っぽくなってきたけんもう少しじゃない」など楽しみなようで10分おきくらいに友だちと話をしていました。
★ニジマス掴み★
菊池少年自然の家の職員さんからニジマス掴みの説明や命の話を聞いていた時、「痛そう」「かわいそう」と言う声が聞こえていましたが、説明が終わるころには「ありがとうだね」と言う声が聞こえてきました。
ニジマス掴みでは、「逃げるの早い」「気持ち悪い」「怖い」と手を出しては引っ込めたり、捕まえるのに苦戦していましたが頑張って追いかけ、捕まえられた時には満面の笑みを浮かべていました。最初は「怖い」と言っていた子も「もう一匹捕まえていい?」「ニジマスまだ取りたかった」と捕まえられたことが自信になったようでした。
ニジマスをさばいて調理している時には、「ごめんね。痛いね。」「おいしくなーれ」と呟きながら工程を進めて行き、「おいしそう」「いいにおいしてきた。」「早く食べたいね」とワクワクした表情を浮かべながら焼くところを見学していました。
★昼食★
魚をそのまま食べたことがない子が多く、「どうやって食べるの?」と戸惑いながらも一口食べると「美味しい!」とパクパク食べていました。食べ終わると「もう一つ食べたかったな」と自分たちで捕まえ調理した魚の味はとってもおいしかったようでした。
★川遊び★
菊池少年自然の家を後にし、川へ向かいました。
川の中に入ると、水の冷たさに驚いていた子どもたちも、徐々に慣れていくとダイナミックになり、浅い所から少し流れがある所へ移動したり、浮かんで川の流れに身を任せてみたり、高い所から水が出ていてそこに頭を出して滝行する人になりきってボソボソ…何かをつぶやいていたり、大きな岩を見つけると「この下に何かいるんじゃない」と生き物探しを楽しむ子どもたちもいました。
川遊びから保育園に戻るバスの中では、隣の友だちが眠っているのに気付き「○○くん寝てるからみんな静かにして」と声をかけ、静かにしていました。保育園に戻ってからおやつを食べると、「先生、次は何をするの」とまだまだ元気いっぱいだったのでボール運びリレーをして体を動かし、焦ってしまいボールを何回も落としてしまうペアもありましたが、友だちに対して怒るのではなく「大丈夫だよ、ゆっくりいこう」と優しく声をかけ協力してゴールしていました。
★夕食★
体を動かしたあとは、お待ちかねの夕食タイム。カレーが出来たことを伝えると「やったー」と喜び、ご飯が運ばれてくると「わぁー美味しそう」と早く食べたいようでした。食事をする時には、ニジマス掴みの時に教わった事を思い出し、「いただきます」と感謝の気持ちを持って挨拶が出来ていました。食べ終わると給食の先生に「ありがとう。カレー美味しかったよ」とお礼を伝えていました。
★宝探し★
夜のお楽しみ会の始まりです。出発前に各グループで「えいえいおー!」と円陣を組んで宝探しに出掛けました。
いろいろな姿に変身した先生に出会い、様々なミッションをクリアして宝箱の隠し場所のヒントを手に入れていきました。
ゲットしたヒントを並べ替え、隠し場所を謎解きしていきお宝を見つけると「あーあった!」と大喜び。
宝箱を覗くとまた宝箱が。お家の人たちからの手紙を見つけると嬉しそうに一文字一文字追いながら読み進めて行き「ママに会いたくなっちゃった」と家族の姿を思い出し少し寂しくなった子もいました。
★花火★
最後のお楽しみの花火。お家の人と一緒に見れたのでとても嬉しそうでした。火をつける先生をみて「気を付けて」「怪我しないでね」と心配する優しい子どもたちの姿も見られました。
帰る時には、「楽しかった」「また行きたい」「先生、いっぱい準備してくれてありがとう」という子どもたちの声が。楽しい思い出がまた一つ出来ました。保護者のみなさま、準備からお迎えまでご協力ありがとうございました。